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記事公開日: 2023/10/23
最終更新日:2026/08/10
電子ブックは、情報発信の新たな形態として、さまざまな業界・業種で注目されています。オンラインで簡単に配布できるため、説明書や操作マニュアルをWeb上で公開している企業も多くなりました。
ただ、「電子書籍と何が違うの?」「どんなメリットがあるの?」などまだまだわからないことも多いのではないでしょうか。本記事では電子書籍との違い、特長、活用方法などをご紹介します。活用事例や制作する際の注意点など、実際に利用する際のポイントもあわせて解説していきます。
目次
デジタル技術の進化は、情報の取得や共有の方法を大きく変えてきました。「電子ブック」はその代表例として挙げられますが、言葉を耳にすることはあっても、正確な定義や特性、電子書籍との違いについて知っている人は少ないかもしれません。そこで、まずは電子ブックの基礎知識についてご紹介します。
「電子ブック」と「電子書籍」は、どちらも「画面で読む本や雑誌」を指す言葉として浸透しています。しかし厳密にいうと、2つの言葉の概念は異なります。ここではその違いについて詳しく解説します。
電子ブックは、本に限らず、資料、マニュアル、会社案内など、さまざまな「デジタルで読むコンテンツ」を指します。主に、インターネットブラウザを利用して閲覧するのが特長です。動画や音声など、インタラクティブな要素を組み込めるため、情報の伝達や広報活動に利用されています。
電子書籍は、紙の本をデジタル化したもの、または最初からデジタル前提で作られた本のことです。小説・マンガ・実用書など"書籍"として販売されるものを指します。「専用のアプリやリーダーを使って読む」という点も電子ブックとの大きな違いです。主に販売を目的としており、オンライン書店などで購入できます。
電子ブックは、主にWebブラウザからURLでアクセスします。
電子書籍は、専用アプリで読むことが一般的です。専用アプリケーションやリーダーをダウンロードし、その中で購入した書籍を読みます。
電子ブックは、内容の更新がしやすく、リアルタイムでの情報変更も可能です。すぐに最新情報を反映できます。
電子書籍は基本的に、購入時点の内容が更新されることはありません。改訂版や最新版が出た場合は再購入が必要です(新しく改訂版が出版されるのではなく、購入した書籍に対して改定が入る場合は更新されるケースもあります)。
電子ブックは、企業の広報活動や教育資料、案内用コンテンツなど幅広く使われます。
電子書籍は、小説やマンガ、実用書などを読むためのものが中心です。
このように、電子ブックと電子書籍は異なる特性を持っています。それぞれの特長を理解し、ユーザーのニーズに合わせて適切な場面で利用することが重要です。
電子ブックは、その多機能性とアクセスの手軽さから、さまざまな分野で利用されています。ここからは、電子ブックの使い方を、3つの目的に分けて解説します。
電子ブックは、教育現場での利用が増えており、学校教育や企業研修などで教材として活用されています。
テキストだけでなく、動画や音声などを組み込めるため、覚えにくい内容をクイズにしたり、伝わりにくい工程を動画にしたりすることも可能です。インタラクティブな要素を加えることでより興味・理解を深めながら学習できます。
また、Web環境があればいつでもどこでもアクセスできるため、リモート学習の需要が高まる昨今は、利便性の高い教材として学習の機会を増やす役割も果たしています。
広報・マーケティング活動では電子ブックを以下のように活用できます。
企業が新製品やサービスを市場に投入する際、カタログやパンフレットなど電子ブックで情報を伝えるケースが増えています。紙のカタログと違い、電子ブックは動的なコンテンツやインタラクティブな要素で顧客の関心を引きつけ、深いエンゲージメントを生むことができます。
電子ブックは簡単に更新ができるため、最新の情報をタイムリーに伝えることも可能です。商品の価格やスペックが変更になった場合でも、常に新しい情報を顧客に提供できます。
電子ブックはさまざまな情報提供・公開ツールとしても使えます。
ビジネスシーンだけでなく自治体や公的機関でも活用が進んでおり、災害時の避難情報や市政に関する最新のニュースなどを、電子ブックを通じて迅速に伝えています。たくさんの視覚的な要素を取り入れることで、より情報を伝わりやすくできるのも、電子ブックの大きな利点と言えるでしょう。
電子ブックと電子書籍にはどんな特長があるのでしょうか。それぞれの特長を把握して、施策や用途に適したツールを選びましょう。
電子書籍は、近年非常に人気が高まっており、Amazonやオンライン書店で購入したことがある人も多いのではないでしょうか。電子書籍が注目を集める背景として、以下のような特長が挙げられます。
電子書籍は、スマートフォンやタブレット、PCなどさまざまなデバイスでアクセスできるため、出張中や通勤時、ちょっとした待ち時間にも、好きな本が手軽に楽しめます。
文字の大きさを変更したり背景色を変えたりして、長時間の読書でも目が疲れにくくなるよう、読書環境をカスタマイズすることも可能です。読み上げ機能やマーカー機能、しおり機能などさまざまな機能が付いた電子書籍リーダーもあり、紙の本では得られない新しい読書体験が得られます。
電子書籍は、デジタルデータとして保存されているため、内容の更新や修正が容易です。例えば、新しい情報に更新したいときや、内容に誤りが見つかった場合でも、迅速に修正版が配信可能です。
電子書籍は、検索機能を活用することで、特定のキーワードやフレーズを瞬時に探し出せます。研究や学習の際に、知りたい情報が素早く取得できる点も魅力です。
電子ブックは、特定の目的やターゲットに合わせて作成されるデジタルコンテンツであり、いまでは教育からビジネスまで幅広い用途で活用されています。
電子ブックは、企業案内や商品カタログ、広報資料などさまざまな情報をデジタル資料にして配信できます。中小企業のBtoBマーケターや経営者、営業責任者にとって、情報発信や広報活動のツールとして非常に有効です。
【企業活用の例】
株式会社JR東日本クロスステーション様では、弊社の電子ブック作成ツール「ActiBook」を導入していただき、「グランスタ」(JR東京駅エキナカ商業施設)のフロアマップを電子ブック化されました。
電子ブックの導入で、フロアマップから詳細ページへ行けるようになり、地図に付加価値ができたそうです。また、以前はページの更新を制作会社に依頼されていましたが、導入後は自分たちで差し替えられるようになり、コスト面でもメリットを感じられていました。
関連記事:地図にリンクボタンを。電子ブックでデジタルマップのようなわかりやすさを目指す | 株式会社JR東日本クロスステーション様
電子ブックは、印刷や配布のコストがかからないため、経済的にもメリットがあります。さらに、紙の消費を減少させることで、森林資源の保護やCO2排出の削減につながります。SDGsの目標である「持続可能な消費と生産」や「気候変動への対策」に直接貢献することとなり、企業の環境への取り組みとしても評価されるでしょう。
この章では、電子ブックと電子書籍の違いについて解説しました。どちらも情報発信の手段として今後も幅広い活用が期待できます。次の章では、電子ブックの詳細なガイドについてご紹介していきます。
ここからは、電子ブックのメリットや制作のポイントなど、活用ガイドについて解説します。
電子ブックには多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。特徴を理解し、適切に活用していきましょう。
電子ブックは、紙媒体に比べて制作や配布のコストを大幅に削減できることが最大の利点です。とくに、大量な配布が必要な場合や、頻繁に内容を更新する場合には、経済的な利益が大きくなります。
一方、電子ブックの閲覧にはネット環境が必要であり、普段あまりネットを利用しない方には届きにくいという制約もあります。また、デバイスの違いによる表示のブレや、閲覧者の技術的なハードルも考慮が必要です。
電子ブックの制作は、情報を効果的に伝えるための重要なステップです。適切なデザインや内容の構築は、読者の理解を深め、興味を引きつけるカギとなります。ここからは、電子ブックの制作におけるデザインのヒントと制作の注意点を解説します。
電子ブックは、以下の4つをヒントにデザインしていきましょう。
・視覚的な魅力を追求
電子ブックのデザインは、読者の最初の印象として残ります。明確で魅力的なデザインを追求することで、読者の興味を引きつけ、内容への関心を高めます。
・一貫性を保つ
ページ間での色、フォント、レイアウトの一貫性を保つことで、プロフェッショナルな印象を与えます。デザインに統一感をもたせるよう心がけましょう。
・インタラクティブな要素を取り入れる
動画、アニメーション、ハイパーリンクなどのインタラクティブな要素を取り入れることで読者の没入感を高めます。
・適切な画像の使用
高品質な画像を使用し、内容に合わせて適切に配置することで、メッセージが伝わりやすくなります。
電子ブックを制作する際は、以下の4つに注意しましょう。
・ターゲット層の理解
制作する電子ブックのターゲット層を明確に理解し、興味やニーズに合わせたコンテンツやデザインを提供することが必要です。
・動画や音声の利用
電子ブックには、動画や音声などのマルチメディアコンテンツを取り入れることができますが、取り入れすぎると読書の妨げになります。ファイルサイズや再生時間を適切に調整し、読者の利便性を損なわないように注意しましょう。
・アップデートの容易さ
電子ブックは紙の書籍とは異なり、簡単に内容をアップデートできますが、頻繁に変更すると、読者に混乱を与える可能性があります。アップデートのタイミングや更新頻度に注意して、ユーザーに不快感を与えないようにしましょう。
・著作権を尊重
使用する画像やテキストの著作権には注意が必要です。著作権を侵害しないよう、正当な手段での利用や、オリジナルのコンテンツの制作を心がけましょう。
これらのヒントや注意点を踏まえながら、電子ブックの制作を進めることで、効果的な情報発信が可能となります。
電子ブック制作には、いろいろなノウハウや技術が求められますが、まずは一歩を踏み出してみることが大切です。はじめて制作する場合は、簡単な内容からスタートしてみましょう。
実際に制作を行うことで、必要なスキルやツールの操作方法が身につきます。また、完成した電子ブックを公開し、実際のターゲットからフィードバックをもらえば、より質の高いコンテンツ制作につなげることができます。まずは、社内のPDF資料などから電子ブック化してみましょう。
デジタル初心者や制作時間が取れないという方は、デジタルツールを利用するのも有効です。弊社の電子ブック作成ツール「ActiBook」は、PDFなど配信したいデータをクラウドのサーバーにアップするだけで簡単に電子ブック化できます。ずっと無料で使えるフリープランもご用意していますので、ぜひ制作にお役立てください。
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