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記事公開日: 2023/02/22
クラウドサーカス株式会社が提供する、印刷会社様向けツールパッケージプラン「Cloud CIRCUS for Creative」を活用し、会社一丸となって新たな実績を生み出しているお客様の事例をご紹介します。
今回インタビューさせていただいたのは、富山県で商業印刷物を中心としてポスター・カタログ・パンフレットなどを手がける印刷会社である「とうざわ印刷工芸株式会社」の代表・東澤 善樹様です。
とうざわ印刷工芸株式会社
事業内容 |
昭和38年設立、富山県富山市に本社を置く印刷会社。 |
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東澤様:弊社は、富山県内の企業や自治体のポスター・パンフレットなど、商業印刷がメインの印刷会社です。設立は昭和38年、活版印刷の時代から事業を始めました。
導入のきっかけとしては、2020年の新型コロナウイルスの流行で企業活動が一度全てストップし、今までのお仕事が激減してしまいました。これではいけないという思いで、「ソーシャルディスタンス用足元ステッカー」の制作や、オンラインショップなどを立ち上げていました。
──そんな時に、弊社の営業がご連絡させていただいたのですね。
東澤様:はい。オンラインショップの立ち上げに伴い、社内でもデジタルへの期待が高まっていた時期でもあったので、タイミングとしてはちょうどよかったのかもしれません。
オンラインショップ
https://tzwshoten.theshop.jp/
ストックフォトサイト
https://www.touzawa.co.jp/photolibrary/
▲とうざわ印刷工芸様が立ち上げたサイト
──今回、導入の決め手になったのはどのような点だったのでしょうか?
東澤様:やっぱり、「デジタルだけのツールではない」という部分でしょうか。
御社のARや電子ブックは、リアルとネットを繋ぐものという印象でした。ARだと、印刷物にマーカーを設置して、それをスマートフォンでかざして楽しんでもらうという流れですよね。例えばこれがVRだと、印刷物とは直接的に関わらないと思うので、導入には至らなかったなと。
弊社としては、やはり「印刷」が主な仕事になります。印刷とデジタルがお互いに高め合っていけるイメージが湧いたからこそ、導入を決断できました。
また、閲覧数などのログ分析ができることも魅力的に感じたポイントです。「印刷物を手に取ってくれたお客様が、どれくらい見てくれているか?」ということをずっと知りたかったので。
──定例の活用支援MTGは、2名の営業の方にご参加いただいていますね。そんな取り組みを続けて1年半ほどですが、当初の目標や現状についてはいかがですか?
東澤様:1年目は、デジタル単体では目標数字までは少し届きませんでしたが、非常にいい結果を残せました。そして「印刷物+デジタル」での売上は大きな受注になっており、目標数字の1.5倍にもなりましたので、期待していた印刷とデジタルとの相乗効果が生み出せたものと思っています。
現場レベルでも変化はありました。お客様との関係性の構築や、営業が話す内容が変わってきていると感じます。
これまで印刷物は「納品しました」で終わりでした。本当ならお届けした後に「どうでしたか?」とお聞きするものですが、そこまで手が回らないのが現実です。電子ブックやARだとログが取れるので、その結果を持って訪問する…というサイクルが作りやすくなったこと。これは大きな変化だと思っています。
北日本新聞社様でのARスタンプラリーは、弊社では印刷せずAR設定とデータの納品だけでした。こういった案件のやり方もあるな、とすごく勉強になった事例です。この後はお客様とも繋がりが深まり、様々な案件で気軽にご相談をいただけるようになりました。
昨年度・今年度と2年連続でお手伝いさせていただきました。一昨年は他社で作られていたので、今年もまた相見積もりになってしまうか…と思ったのですが、指名でご発注いただいたのが印象的です。
ポイントとしては、電子ブックのログを月に1度、学校側に報告していました。よく見られているページを分析して、今年の制作では改善しています。
──1年半の取り組みの中で、非常に良い成果を残されていると思います。この成果が生まれた要因を、東澤様はどうお考えですか?
東澤様:まずひとつには、「印刷受注が減っている中で、なんとかしないと」という切迫感がありました。ただ、それだけだと追い立てられている感じになってしまうので、同時に「何か面白いことをやろうよ」という気持ちがあったんです。
もちろん、追わなければいけない数字はしっかり見ています。でも、その中でも取り組んでいる自分たちが楽しいことをやりたいという思いがありました。
──弊社から紹介した事例やアイデアを、すぐに実践されているとも聞いています。
東澤様:以前紹介していただいた、「社内アイデアコンテスト」は、弊社でもすぐに実践しました。
募集期間は2週間程度だったのですが、40~50件ほどアイデアが集まりました。営業や制作以外からも集まり、社内で面白いことをやってみたい人はたくさんいるんだと実感しましたね。
──アドバイスを受けてすぐ実践という、フットワークがとても軽いですね。
東澤様:以前は何事にも慎重なタイプだったのですが、コンサルティングの方に「判断が遅いですね」と指摘されたことがあり、意識して改善してきました。
ソーシャルディスタンス用足元ステッカーを作って販売した時も、判断が遅ければ売れなかったと思います。だからこそスピード感を持ってやっていかないと、という思いは常にありますね。
──弊社のカスタマーサクセスがお役に立てていることや、もっとこうしてほしい、などの要望はありますか?
東澤様:私としては「ここまでしていただけるの?」というのが驚きでもありました。普段、デザインなどでツールを使うことはありますが、買った後のサポートはほとんどありません。 クラウドサーカスは、ツールは使いつつ、いろいろご相談もさせていただける。さらに新しい機能の情報や事例などもいただけるというのは、ものすごいインパクトがあります。
あとは担当の方が、ツールや事例などの知識を本当にたくさん知っているんですよ。会議でも事例を次々と見せてくださって。そういった知識には、本当にいつも助けていただいています。
要望ではないですが、やっぱり社員の中でもモチベーションにバラつきがあります。全体でスキルアップするにはどうすればいいのかが、今後の課題ですね。ぜひ引き続きお力添え戴ければと思います。
──ありがとうございます。そんなとうざわ印刷工芸様ですが、今後の目標を教えていただけますか?
東澤様:まず一つは「営業全員が、自分から提案できる」という環境を作ることです。印刷だけでなく、デジタルも含めた様々な提案を一人ひとりができるようになって、お客様から相談してもらえるコンサルティングのような立場になっていきたいです。
二つ目として、「自社のPRに注力する」というところ。これも以前、コンサルティングの方に言われたのですが、印刷会社って自社のPRが上手くできていない会社が多いんです。でも逆に言えば、PRさえ上手くできれば、他社と差別化できる。そんな想いもあって、先日御社のマーケティングオートメーション「BowNow」の導入を決めました。
「BowNow」でメールやWEBでお客様とコミュニケーションをとって、そのデータを元に営業がアプローチする。これを県内の同業者でできている会社は、そう多くないと思っています。また、これが自社で成功できれば、自分たちのお客様にも提案ができる。マーケティング支援にまで広げていけるんじゃないかと思っているんです。
自分たちのこの取り組みで、県内企業の先駆けになりたいと考えています。
──御社の場合、グループ会社でWEBも手掛けられているので、より実現性が高そうです。
東澤様:そうですね。そちらの会社でも、「受け身ではなく、こちらから提案をする営業スタイルにしたい」という目標があります。これを「BowNow」を絡めながら実現していけるのではないかと思っています。
──最後になりますが、まだクラウドサーカスのツールを使われていない会社様に対して、伝えたいメッセージなどはありますか?
東澤様:「面白いことができる」ですかね。
私自身、何より面白いことが大好きで。既存の商品をお届けするだけのモノづくりから、何か新しいアイデアを付加してお届けできれば…とずっと思っていました。
ARや電子ブック、アプリ、スマホ用のLPなどのツールを使えば、リンクをつけたり動画を出したり、いろんな面白い使い方ができます。
私たちのクライアントも、その先の消費者の方も、そしてモノを作っている私たちも楽しい、面白いと思えるモノづくりができる。クラウドサーカスのツールを使えば、そんな面白さを連鎖させるきっかけを提供できる会社になれると思っています。
──東澤様、そして社員の皆様が、仕事に対して「面白さ」を意識していらっしゃるからこその視点だと思います。勇気の出るメッセージをありがとうございました!
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